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3号

上田街中演劇祭2018、始まる。


クーラーいらずの美ヶ原・信州武石も、今年の夏はガリガリ君を箱買いする酷暑の日が続きました。

が。

暑さ寒さは彼岸までとはよく言ったもの。

猛暑も終息を迎えつつある上田もまもなく秋を迎えようとしています。

そんな中。

2016年、サントミューゼグランドオープン。

同年9月、シアター&アーツ犀の角がオープン。

歴史を誇る上田映劇の復活と、文化と芸術の街を象徴する劇場が誕生した上田市では。

今年も始まります!

上田の街中そこいらじゅうでいろんな演劇映画文化の祭典・信州上田の芸術の秋祭り第1弾!

「上田街中演劇祭2018」

今年が3回目となる上田街中演劇祭。

今回のテーマは「驚き、違和感、居心地の悪さ、との出会いを」

画面の向こう側で「見た」情報ではなく、身体を伴い感じる「日常の中にある違和感」や「異質なもの」を「実感」して、共感できないことは分からない、わからないことは否定する、そんな「今」は本当に当たり前なんかじゃないんじゃない?複雑怪奇で不可思議なこと、分かるようで分からない、答えは同じじゃない方が面白いじゃない!という2017年の「わけわからんって、わるくない」のテーマを踏襲した2018年。

今年はさらに「日常の中にある当たり前の異質な物・者・モノ」も加わり、大人も子どもも芸術は爆発してDon't think ,Feelで体当たりする濃厚な公演ラインアップが発表されました!

 

「上田街中演劇祭2018」

日時:2018年9月15日(土)~11月11日(日)

場所:上田駅前商店街一帯(犀の角、26bldg、スタジオセブンツー、ノキロソーコ)

主催:一般社団法人シアター&アーツうえだ

後援:上田市

地域劇団2演目、招聘公演5演目、アーティストインレジデンス公演3演目、そして今年が初の国際交流企画1演目をの11演目を上演する「上田街中演劇祭2018」。

また関連企画として演劇ワークショップやバックステージツアー、昨年の24時間をはるかに超える超える72時間連続トーク(!!)など、開催期間が延びた分だけ詰まりに詰まった2ヶ月間。

なんと今回からは念願の演劇祭通し券(一般7000円、学生5000円、各先着15枚)の発売も決定

※2018.8/23時点でまだ通し券のチケットはあるとのことです。作品にもよるけども3作品以上観るようならば通し券が絶対お得なのでお早めに犀の角までお問い合わせください。販売期間8/31まで。

公演が始まるのが9月中旬からなのでうっかりしてましたが、関連企画ワークショップは8月から始まっているのでトータル3ヶ月を超えてます・・・ね・・・正気かな・・・(賞賛)。

さて。

ここから以下は3号の個人的な趣味と趣向と性癖を交え、プログラム内容についてただ呟くだけの簡単なコーナーです(日程順)。

観劇の参照になるかと聞かれると、参考にはなりませんので詳細は各団体HP等を見てもらうのが1番良いと思います。

 

■三条会(東京都)「つつじの乙女」

日程:9/15(土)18:00 16(日)18:00

会場:26bldg.

料金;一般2500円ほか

備考:未就学児観劇可能、アフタートークあり

3号呟き:三条会の新作公演キタァァァァァ!!チラシの黒柴犬は出演者(犬)だそうです。ちょっと待って、動物が出演者の演劇ってゴキブリコンビナートを思い出すんだけども、三条会のノリとテンションと違うやん、え、どういう、ん?ん??!!(落ち着いて)

上田の太郎山に伝わる昔話「つつじのおとめ」を題材にした今作品。

祭りの夜に出会った男女の恋愛話・・・と思いきや、こんな!そんな!ぅええ!!??というサスペンスバイオレンスアクションストーリーで、民話を読んで激しくツッコんだワテクシ3号。これがどういう風に三条会アレンジがかかるのか?黒柴はどこに出るのか?もう想像するだけでツッコミが止みません。

上演会場がビルの屋上の屋外公園ってのもすごく面白そう。シリアスなシーンでうっかり豆腐屋さんが通ったり焼き芋屋さんが通ったりしちゃうアレですよね。ええ、全員の心が一つになって「今かよ!」とツッコむアレです。

■犀の角演劇クラブ(上田市)「熱海器物破損事件」

日程:9/15(土)15:00 16(日)14:00

会場:犀の角

料金:一般1500円ほか

備考:未就学児観劇可能、アフタートークあり

3号呟き:つかこうへい「熱海殺人事件」のパクr…オマージュという作品。「熱海の名門私立中学で女子生徒が起こした器物破損事件を発端に、学校の体裁を気にする教頭、新しく赴任してきた教師、教頭と怪しい関係の体育教師を巻き込んで、てんやわんやの大騒ぎ」という内容とのこと。犀の角演劇クラブができて2年目、2回目の公演となる本作。劇団としてどう進化したのかも楽しみな公演。

■dracom (大阪)「ソコナイ図」

日程:9/29(土)16:30、23:15 30(日)16:30

会場:スタジオセブンツー

料金:一般2500円ほか

備考:アフタートークあり

3号呟き:派手な演出があるわけではない。床に横たわる二人の姉妹「だけ」で話が進むというこの作品。新たな年を迎える年末、深夜24時前。暗く冷たい部屋に横たわる姉は、妹は、生きているのか。死んでいるのか。

2011年1月に起きた(発見された)大阪元資産家姉妹孤独死(餓死)事件を題材にした「ソコナイ図」。ぜひ23:15の回で観たいと思う公演です(この回だけアフタートークはないんだけどね!しょうがないよね!終演24時越えだもんね!アフタートークしてる場合じゃないよ眠いよね、私が!)

■演劇実験室カフェシアター(長野市)「伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪」

日程:9/29(土)13:30、20:00 30(日)16:00

会場:犀の角

料金:一般2000円ほか

備考:未就学児観劇可能、アフタートークあり

3号呟き:寺山修司キタァァァァァァ!!!寺山修司率いる天井桟敷に在籍していた中沢清率いる演劇実験室カフェシアター。とりあえず寺山修司好きとしては!落とせない公演!ですよ!!(10/27-28はサントミューゼでマームとジプシー「書を捨てよ~」も上演予定で、もうね!寺山祭りですね!上田のお街が!つってもこっちの公演は武石で駅伝なので観に行けないんだけども!あゝ無情!!)

■白井ゆみ枝×地域アーティスト「鹿踊りのはじまり」

日程:<公開制作>9/14(金)~17(月)、19(水)~12(金)11:00~16:00

   <個展「しかおどりのはじまり」>9/22(土)~10/14(土)11:00~18:00

   <公演「鹿踊りのはじまり」>10/7(日)13:00、17:00 10/8(月祝)19:30

会場:ノキロソーコ

料金:一般1500円ほか

備考:アフタートークあり

3号呟き:2017年にサントミューゼで開催された「上田全天気候展」の絵描きさんと言えば、あの絵の人となる上田市民は多い(はず)。作家でアーティストの白井ゆみ枝が手がける舞台美術×犀の角アーティストインレジデンスのアートひかり・仲田恭子のコラボ演劇、宮沢賢治「鹿踊りのはじまり」。今回が初めての演劇コラボ作品という白井さん。日々生活する上田という日常の中で、未知のジャンルと接する面白さを楽しみたいとのこと。なお公開制作ではライブペインティングが行われるってさー!!!(めっちゃ見たい) (どうやって絵を描いてるのかめっちゃ見たい)

■お芝居デリバリーまりまり(東京)「昔話メドレー」

日程:<海野町商店街>10/13(土)11:00.13:00.15:00

   <ノキロソーコ>10/14(日)13:00.18:00

会場:海野町商店街、ノキロソーコ

料金:<海野町商店街>無料

   <ノキロソーコ>一般500円ほか

備考:未就学児観劇可能

3号呟き;5分くらいの小作品(昔話)をオムニバスで演じる幕の内弁当方式演劇!だそうだ!10/13は運の町商店街フードサミットに合わせて無料公演も行われるそうなので、ちびっこ世代のおとーさんおかーさんはご家族一緒に観に行くのがいいと思うよ!!!

■国際交流プログラム(フィリピン イフガオ族)「PAYO (田んぼ)ーVoices from the Communityー」

ファシリテーター:花崎攝

日程:<ワークショップ>9/6(木)10-16:00.10/13(土)10-17:00

   <公演>10/12(金)19:30 10/14(日)15:00

会場:犀の角、豊殿地区

料金:<ワークショップ>1500円

   <公演>一般1000円

備考:イフガオ族イロカノ語上演(日本語訳付き)、アフタートークあり

3号呟き:世界遺産にもなっているフィリピン・ルソン島の山岳地帯コーディリエラ。2000年(!?)も続く棚田を守り続ける山岳民族イフガオ族の若者たちによる公演だって、これだけでも面白そうなんだけども、イフガオ族は首刈りの風習があった部族だとか、フィリピンでは少数派の精霊信仰の一族だとか、フィリピンでは学校教育として演劇が取り入れられてる文化先進国だとか、世界遺産(伝統)と現代の狭間で生きるとはどういうことなのかとか、国が違っても悩むことは同じなんだと、ほんと、ほんっっっっっと、何がなんでもこの公演だけは絶対観に行くと固く誓ったワテクシ3号。つか、学校教育とか教育委員会とか、教育プログラム組む偉い人はマジで見に行かないとダメだと思う。って言い切っちゃう。ダメだと思うー!(重要なことなので太字)

■アフタフ・バーバン(上田市)「あそびの劇場 ぐぅちょっぱ劇場~はらぺこあおむしの大冒険~」

日程:10/14(日)11:00

会場:犀の角

料金:500円

備考:未就学児観劇可能

3号呟き:信州武石でもいろいろお世話になってるアフタフバーバンさんー!大人も子供も強制参加、ってか参加することに意義がある上、目ちゃんと楽しい観客参加型演劇。もちろん大きなお友達だけでの観劇(参加)もすこぶる楽しいです。むしろ大きなお友達ほどソロ参加して、先生のことをついうっかりお母さんと呼んでしまった小3男子時代に戻って欲しい。そんな大きなお友達を俺僕私が待っている!

■TCアルプ(松本市) 「土砂降りボードビル」

日程:10/27(土)14:30 28(日)17:30

会場:犀の角

料金:一般2500円ほか

備考:未就学児観劇可能、アフタートークあり

3号呟き:まつもと市民芸術の芸術監督でもある串田和美が音頭をとって始まった劇団TCアルプ。もーね!何の説明もいらないかな!みんな知ってるっしょ!今更3号がつぶやかなくても大丈夫っしょ!!!ワテクシ3号が言えることはただひとつ。HPがオシャンすぎて見辛いなってことだけだ!(ディスってない)

■アートひかり(上田市)×二口大学(京都市) 「熱海殺人事件~長野県バージョン~」

日程:11/9(金)20:00 10(土)19:00 11(日)14:00

会場:犀の角

料金:一般2500円ほか

備考:未就学児観劇可能、アフタートークあり、バックステージツアー

3号呟き:上田街中演劇祭のトリを務める公演に熱海殺人事件キタァァァァァァ!!!今回、京都を拠点に活動している俳優・二口大学(上田市の野菜が美味しい)、レジデンスアーティストの杉山雅紀(犀の角でお馴染みの男前)、そして仲田さんの演出を受けたいと名乗り出たTOKYO BOWZの俳優・水嶋義人(上田で1番有名な中の人)、そして静岡芸術劇場SPACの女優・木内琴子が織りなす、海なし県・長野県版熱海殺人事件!

海なし県なのに熱海かよ!というツッコミだけでも非常に楽しい上に、俳優各人のお国言葉で繰り広げられる台詞の応酬!さらに俳優を入れ替えて2ver上演!本当は男性陣三人分の3ver作りたかったらしいって、それはそれで通うけどね!?公演自体が3回廻しだからね!?と止まないツッコミ。止まれない3号、そこにボケが有る限り(決してボケてる訳ではない)。千秋楽で大楽がバクステツアー付きだって!これもう絶対楽しいやつやん!お触りできるやつやん!とワクテカしてる次第です※踊り子さんには触れないでください。

■関連企画72時間トークイベント 復活!信州の学海「いま、<創造>するとは?」

日程:10/18(木)20:00~21(日)20:00まで

会場:犀の角

料金:500円

備考:途中入退場自由、ゲストハウス宿泊特典あり

トークゲスト:

石神夏希(劇作家)

井関大介(東洋大学研究助手/非常勤講師)

鞍田崇(哲学者/明治大学理工学部准教授)

桜井肖典(社会藝術家)

中川周士(木桶職人)

星野太(美学/表象文化論)

陸奥賢(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)

武藤大祐(ダンス批評家/群馬県立女子大学准教授/振付家)

ホスト:

岸井大輔(劇作家)

熊倉敬聡(文化実践/評論家)

3号呟き:去年は24時間でしたよ・・・ね・・・?72時間って何時間・・・は・・・?72時間・・・???(3ごうは こんらん した)

「芸術」が資本主義に絡め取られいく流れの中で今、「創造する」とはどういうことなのか、という上田街中演劇祭というか犀の角というか文化というか、根本のテーマですよね?これ。を各職種業界職人のゲストを迎えて72時間しゃべくり倒すド変態企画(最大の賞賛)。ちゃんと仮眠するとこもあるから!と演劇祭ディレクターの荒井さんは宣いましたが、寝る暇なんかないでしょ!?むしろ真夜中のテンション猛々しくなって朝チュン迎えちゃうやつでしょ!?という気がしてならないのは私だけではないはず。あ、ちなみにずーっと72時間ぶっ通しでしゃべくる訳ではないようです。毎晩20時頃からしゃべくりスタートするとのことです。よかった。よかった。

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