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3号

>そうだ移住相談しよう!よくある質問編<


2018.1/21に東京ビッグサイトで開催された「JOIN移住交流・地域おこしフェア」。

移住・交流や地域おこし協力隊制度を積極的に行っている自治体等が、地域の情報提供や田舎暮らしについて行政担当者や地域おこし協力隊員と相談を行えるイベントです。

ちなみに上田市は今年2018年3月に市長選が行われることもあって現時点での地域おこし協力隊の募集は未定。

今回は移住相談メインの出展でした。

「移住」という言葉を聞くと、リタイア世代や50代以上の早期退職者が中心のイメージが強いけども(昨年の相談者の年齢層も高かった)、今年は乳幼児や小学生低学年を連れた若い夫婦層の相談者が半数以上。

首都圏の待機児童問題や子供の騒音問題が分かりやすい形で見えるなぁと、個人的に強く感じた次第です(世知辛い)。

イベント中ひっきりなしに移住相談に訪れた方達で賑わった上田市ブースでワテクシ3号も相談を受けた中、特に多かった質問をまとめました。

>そうだ移住相談しよう!編<

Q;雪がいっぱい降るんでしょ?

A;実は積もっても年に数回、10~20cmくらいなんです。

2018.1/22東京で大雪が降った時、さすがに武石でも積もりました。

※2018.1.22に東京で雪が降った時 はさすがに上田も積もりました(20cmくらい)。

→全国ニュースの天気予報で表示される長野の天気が長野県の北部「長野市」の天気なので誤解しやすいけども(3号も長野=豪雪地帯だと思ってた)、上田市は晴天率がとても高く、全国市町村で36位(年間日照時間2115.1時間)になるんだそうです。

晴天率が高い=降雨量が少ない=降雪が少ないので(上田市で特に標高が高い菅平・美ヶ原の2000M級は別として)標高450M~800Mほどのいわゆる生活圏内の降雪量は高くありません。降ったとしても市や県の除雪車が出るので、雪かき作業は駐車場や私道、敷地内程度。雪も夜間に降ることが多く、日中は晴れることがほとんどなので、日照さえあれば半日~2日で溶けるレベルです。

逆を言えば冬でも朝から晩まで晴天が多いので、放射冷却は非常にキッツイ。太陽燦々なのに寒いという摩訶不思議アドベンチャーを味わえます。

Q;田舎に住みたい(隣の家が隣にないレベル)けども免許はない。

A;田舎暮らしはいいけど、車がないと生活できへんで。

→車がなくても生活できる範囲は首都圏と同じく、JR私鉄各線の主要駅周辺5km圏内だと思います。そういう場所ならスーパー病院薬局学校等々、生活必需品が揃う施設が徒歩圏内にあるので車がなくても大丈夫(自転車や原付バイクは冬期極寒すぎるのと、道路が凍結すると非常に危ないので移動手段として考えないほうがいい)。ただそう言う徒歩生活が可能な範囲は住宅街なので、ザ・田舎ではありません。

上田市のザ・田舎で紹介されるのがここ信州武石地域になるけども、自治センターのある中心部で以下のような生活です。

・最寄りのスーパーまで車で15分(精肉や鮮魚はスーパーにしか売っていない)。

・救急指定病院は2つ、どちらも車で10~15分。

・最寄りのコンビニは車で5分。

・徒歩圏内に高校はないのと、バスの本数が1日に数本程度なので送迎必須。

・上田駅まで車で30~40分。直通バスはない(乗り換え+本数極少)。

なお信州武石は、東京駅~本八幡くらい広いんです。

※武石地域をくり抜いてみました。

※くり抜いた武石を東京都にはめたら予想以上の広さに若干引きました。

隣の家が隣にないレベルの田舎暮らしをしたい場合は、中心部ではなく標高の高い地域に行くことになります。そうなると隣の家まで車で5分なんてことにもなってくるので、年齢性別職業関係なく生活するには車が必須です(生活用品全て生協とamazonで賄って隠遁生活を送るなら無免許でも大丈夫かもしれない)。

Q;仕事はあるの?

A;職種を選ばなければ、正規・非正規共に仕事はあります。

→ただし首都圏と同じレベルの賃金ではありません。

2018年1月現在、東京の最低賃金は958円、長野県は795円です。給与も最低賃金程度の差が出ると思ってください。

職種は第一次~第三次産業まで満遍なくあるけども、エンタメ業は募集が少ない、観光地は観光業の募集多めなど、地域によって募集に偏りがあります。

Q;上田に移住して専業農家になりたい。

A;オススメはしない(目的と手段が逆)。

→専業農家を目指すなら、JAの新規就農者向け支援制度を受けるくらいの心意気がないと、体力面・収入面共にとても厳しいと思います(上田がと言うより、日本全体的に)。

専業農家を目指すなら、移住してから専業農家をなるのではなく、就農に向けての研修プログラム(インターンなど)を経てから移住先を探す順番がいいか思います(主収入源の作物を何にするかによって移住先も変わるので)。

Q;東京と比べると生活費は安くなる?

A;安くなる場合もあるけども、時と場合によりけり。

→上田市は三郷JC~川崎工場群までの広さがあるので、どこに住むのかによって変わるんだけども、信州武石と東京の比較はこんな感じ↓。

・家賃→売家がほとんど。賃貸はほぼない(競争相手もいない)ので家賃も安くない(売家含めて某ボンビーガールで見るような物件が出るような限界集落じゃない)。

・ガス→プロパンガス(都市ガスの1.5~2倍くらい)。

・上下水道→東京よりちょっと割高。

・電気代→東京とほぼ同じ。

・ガソリン代→東京より10~15円ほど高い。

・灯油代(石油ストーブを使う場合のみ)→東京より10円ほど安い。

・インターネット→wi-fiは場所によって通じない。光ケーブルはまだ一般化しておらず、ADSLだと初期設備費が高くつく。

・食費→野菜を直売所で買うと抑えられる。スーパーだと野菜の単価は東京都とさほど変わりがない(若干安い程度)。

夏場は扇風機だけで十分過ごせます(稀に我慢できない日があるけども、武石川や美ヶ原で涼めばいい)。

クーラーを使わない分の光熱費が冬季の暖房費(10月下旬~GWくらい)に回される感じになります。暖房費については部屋の広さや機密性、自宅にどのくらいいるかにもよるので一概には言えないけども、機密性の高い家で日中は働きに出ている(家に誰もいない)家庭なら、冷暖房費は安くなる場合が多いと思います。

ちなみに東信は全体的にガソリン代が高いので、自家用車で仕事をする場合は東京よりかなり高くなります。

生活スタイルにもよるけども、総合的に東京より爆安になるということにはならないと思います(年間計画立てて菜園やるとか肉魚を安いところでまとめ買いして冷凍保存するとかすれば食費はぐぐっと抑えられる)。

Q;古民家に住みたい!

A;マジ本気力いっぱいオススメしない。

※ちなみにこちらは武石にある、120年以上の古民家をリノベした古民家カフェ和(かのう)さん。

→古民家って平均寿命50年くらいの時代に建てられた家なので、まず機密性が低い。断熱材という考えがない。壁は板1枚もざら。隙間が多いので獣も棲みつきやすいく、直すくらいなら建て替えたほうが安い。武石は地震が起きてもまだ大丈夫な地域だけども、耐震という概念は古民家にないので揺れると埃が降ってくる。あと段差が大きい(バリアフリーしなくても先に住人の寿命が尽きてた時代の建造物)。諸々大変。住居は現代建築にして、別宅や離れや趣味のカフェで古民家イイネ程度の欲望にすることを本気でおすすめします。

ちなみに上田市の土地の坪単価は駅前で36万(入間市や狭山市と同じくらい)、真田が7万弱、武石の入り口辺りで3万強です。2018.1月現在の価格ですがご参考程度に。

他にも子供や教育関係など色々あったんだけども、特に多かった質問は以上です。

個人的にこういうの知りたーい!っていうのがあれば、気軽にtwitterやメールフォームでお聞きください。答えられる範囲でお答えしま~す!

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▶︎上田市移住定住支援情報(空き家バンク、移住相談会、就職支援など)

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